KDDI、地中に隠せるハンドホール形状の埋設型5G基地局を運用開始
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5Gでは高速大容量通信が可能となる。高速大容量になると、例えば、2時間くらいの映画は2-3秒でダウンロードできるようになるのだ。しかし、多くの人は、NetflixやYoutubeの視聴にダウンロードの機能は使わずストリーミングの機能を利用している場合が多い。
では、なぜ、5Gの高速大容量通信がスゴイということになるのだろうか。
例えば、IoTが広がる中、街のいたるところにカメラが設置されようとしている。このカメラの映像を活用することで、犯罪者を取り締まったり、けが人を見つけたり、と様々な街の状況をとらえることができるようになる。
しかし、これを実現するには顔認識などのAIを活用する必要があるため、カメラが撮影した映像をクラウドにアップロードする必要があるのだ。そこで、この高速大容量が実現されることで、大量のデータをアップロードすることが可能になる。
これだけ聞くと、いい話のように感じるかもしれないが、実は、問題がある。それは、現状では通信基地局からケータイ端末に向かう方法の通信(下りの通信)の方が、その逆となる上りの通信より圧倒的に高速なのだ。
これは、これまでの通信キャリアが提供する通信サービスがスマートフォンで利用される前提であったことが大きい。今後、IoTが進み、様々な企業で事業をDX(デジタルトランスフォーメーション)する中で、上りの通信の充実が必要とされ変化してくるものと思われる。
次の特長が「低遅延」だ。この特徴は、レーシングゲームを思い浮かべると良い。レーシングゲームでは、操作するクルマは画面上にあるが、これが遠く離れた場所にある実際のクルマである状態をイメージしてほしい。
離れた場所にあるクルマを操作する時、通信に遅延があってはカーブで曲がり切れなかったり、緊急停止ができなかったりする。つまり、遅延がないということは、こういった問題が起きないということなのだ。
この技術は、例えば、遠隔手術などが実現された際に離れた場所からのロボットの操作で活躍したり、災害時に人の代わりに現地に向かうロボットを操縦するなどの際に活躍する。
最後の特長が「同時多接続」だ。この特徴は、1平方キロメートルあたり、100万個のデバイスにも接続可能となるというのだが、その結果、スマートシティが実現される。
どういうことかというと、スマートシティでは、街のインフラやクルマ、ヒトなどあらゆるモノが通信するようになることを前提としているので、一定地域内のすべてのデバイスが同時に接続してくることが実現できる必要があるのだ。
これらの例のように、5Gでは、これまでのようにスマートフォン上での進化だけが重要なのではなく、社会のデバイスとも結びつくことでその価値が発揮される。
産業面でのDXが加速する中、こういった変化は数年先の近い将来に起きている可能性があるのだ。
5Gの基本について解説する。
2020年3月に3キャリアより発表のあった、5Gサービスに関するイベントレポートを以下に紹介する。
5Gに関するインサイトを紹介する。
通信業界の世界的なイベントである、MWCのレポートを紹介。
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