スマートホームの分野における、ホームハブの覇権争いは激しい。なにせ、このポジションを勝ち取ることは、家ナカIoTの覇権を得ることと等しいからだ。
スピーカー、テレビ、ランプ、セキュリティなど、様々な分野のデバイスをまとめるスマートホームのハブは、実用的なモノからアプローチするのが一つの方法だ。
CES2016の会場で、フランス発のスピーカー型ハブ「MyxyPod」が発表されていた。
このスピーカー型ハブの面白いところは、様々なモノとつながるための部品を後付けで足していくことだ。ちょうどだるま落としの胴体の部分を足していくように、デバイス単位で足すことができる。
デザイナにOra-itoを起用したクールなデザインがインテリアとしても美しい。
- ライトコントロール
- フレグランスディフューズ
- ミュージックコントロール
- セキュリティコントロール
などの機能をつけていくことができ、DEEZER, Spotify, dlnaに対応している。
不要な部品をつけて大きくなったり、高額になるくらいならこのように付け足していくという発想も面白いが、なにより、どんどん進化するIoTのデバイスに対して、本体の物理的なカスタマイズから逃れられるというところがよい。
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IoTNEWS代表
1973年生まれ。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。など。
大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。
著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門(あさ出版)」「顧客ともっとつながる(日経BP)」、YouTubeチャンネルに「小泉耕二の未来大学」がある。