「Gravio 3」システムの仕組み
「Gravio3」のシステムについては、Gravio事業部長の垂見智真氏(トップ画像左)から詳細な説明があった。

まずは各センサーから取得したデータについて、ユーザーのPC、または「Gravio Hub」内にインストールされたエッジコンピューティングミドルウェア「GravioHubKit」が蓄積や管理を行う。顔認証に関しては「AI Edition」がカメラから取得した情報をセンサーデータのように扱い処理することになる。
複数の「GravioHubKit」を管理する必要がある場合は、エッジコンピューティングのリソースを一括管理・制御できるソフトウェア「Gravio Coordinator」で行うことができるという。
「AI Editon」については顔認識機能によるVIP・来客者検出に加え、不審人物の検出などにも用途が想定されているとのことだ。
顔認証による受付デモを体験する
会見では「Gravio3」を使ったデモンストレーションも行われた。そのうちの1つが監視カメラを利用した顔認証システムである。当編集部・若林が実際に体験した。
取材の前日、アステリアの担当者に顔写真と若林の所有する携帯電話の番号を事前に知らせておく。会見場の入り口には下記のようなカメラがあり、そこで若林の顔情報を取得、「Ai Editon」による顔認証が行われる。
顔認証が完了すると、下記のような受付完了のメッセージが若林の携帯にSMSで送られてきた。

今回はSMSで通知されたが、この通知システムはSMSだけでなく、EメールやLINE・slack・MS Teamといったサービスでも通知することができるということだ。
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1986年千葉県生まれ。出版関連会社勤務の後、フリーランスのライターを経て「IoTNEWS」編集部所属。現在、デジタルをビジネスに取り込むことで生まれる価値について研究中。IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。