Kii株式会社は、米国のHOUZE社と協業し、住居用および商用建築物と不動産開発への、技術の応用に協力することを発表した。
HOUZEは、先進的な建設技術を取り入れた購入しやすい価格の「ゼロエナジー住宅」を作るために、KiiをIoTプラットフォームパートナーとして選んだ。
HOUZEゼロエナジー住宅は、次世代の建設システム、技術、および材料を使うことで、最高のエネルギー効率水準を達成すると共に、より安全でより強固な構造物を作ること、そしてほぼ二酸化炭素を出さないことで付加価値を生むことを目指している。
KiiのCEO、荒井真成氏はこのように述べている。
「KiiはHOUZEが不動産開発と建設産業のためのサービスとIoTソリューションをつくることを、新規開発と設備の追加設置の両方の場合において手助けします。HOUZEの革新的なエネルギー管理とKiiのIoTプラットフォームソリューションを組み合わせることによって、すべての住宅が、先進的なエネルギー節約技術をもって造られたり、技術が追加導入されたりする方法に、革命がおきるでしょう。」
HOUZEは世界中で、居住用と商業用両方でのIoTのライフスタイル上の利点を提示する「リビングラボ」のネットワークを構築しつつある。
Kiiは、HOUZEのIoTエコシステム内で動作する様々なデバイスメーカーのスマート機器とソリューションにより構成されるであろう、これらの「リビングラボ」で、スマート自動化と状態監視を実現するプラットフォームを提供する。
Kii Cloud とは?
IoT機器で必要となるサーバ側の仕組みを、クラウドで提供するサービス。サーバ側の開発がほとんど無くなり、サーバ構築や運用が不要となるので、期間や費用、初期投資のリスクを大幅に削減できる。クラウド側で認証、ユーザ管理、モノ管理、データ管理、分析等様々な機能が揃っている。
Kii Cloudの特徴として、日本以外にも、中国、南アジア、北米、南米、ヨーロッパへサーバを展開している点が挙げられる。中国国内にクラウドサーバを持つことによって、グレートファイアウォールの影響を受けずに活用することができ、その結果、中国国内でのサービス提供を実現できる他、中国国外においても同じ環境を提供することが可能だ。
1つのプラットフォームで構築、試験、実提供、管理、最適化ができるため、顧客は製品やサービスを迅速に市場投入する事が可能だ。
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