大和ハウス工業株式会社は、2021年1月9日にモデルルームをオープンし2021年2月下旬より販売を開始する大阪市西区の分譲マンション「プレミストタワー靱本町」を建設中だが、その概要が発表された。
プレミストタワー靱本町は、経済産業省が実施する「超高層ZEH-M実証事業」(※1)に採択されたZEH(※2)マンションである。二重サッシや高性能断熱材、Low-Eガラスなどにより建物の基本性能を向上させ、エコジョーズやエネファーム、床暖房、高効率エアコンなどの高効率設備を導入することで、一般的な共同住宅と比較して一次エネルギー消費量を約33%削減するという。
また、同物件は全戸においてスマートリモコンや環境センサー、AIスピーカーといった家電製品を制御できる機器を標準搭載している。具体的には、スマートリモコンと連携した入居者専用スマートフォンアプリの導入により、テレビや照明器具などの家電製品をメーカー問わず制御する。また、GPSと連動させることにより、帰宅時にマンションに近づくと自動で家電製品を稼働させることができる。
環境センサーでは、温度や湿度、照度等を感知して、自動的に家電を制御。あらかじめ環境設定することで、 エアコンを温度や湿度に合わせて稼働させることができる。照度設定もできるため、照明器具の稼働も自動で可能になる。あわせて、音声による家電製品の操作が可能になるAIスピーカーも採用することで、居住性能の向上を図る。
※1 超高層ZEH-M実証事業:賃貸住宅や分譲マンションのZEH化を促進するために費用の一部を補助する事業のこと。
※2 ZEH:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略。外皮の断熱性能を大幅に向上させ、かつ高効率な設備と再生可能エネルギーの導入で、年間のエネルギー消費量の収支ゼロを目指す住宅。
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