パナソニック株式会社の調査によると、昨今の社会情勢において水道光熱費の支出は増加傾向であり、冷蔵庫の購入重視点の上位に省エネ性能が入っている。また、負担が増えた家事として、買い物、炊事、献立、食品の在庫管理まで食関連の項目が上位を占めている。
このほど、パナソニックはスマートフォンのGPS機能による位置情報と連携した省エネ運転モードを採用した「AIエコナビ」搭載のIoT対応冷蔵庫「NR-F657WPX」「NR-F607WPX」の2機種を2月25日より発売する。主な特長は以下の通り。
- スマートフォンのGPS機能による位置情報と連携※3する運転モードを採用した「AIエコナビ」で省エネ機能が進化
- 食材の残量管理で無駄のない買い物をサポートする「ストックマネージャー」を搭載
- 食材別に約7日から約14日まで食材の鮮度が長持ちする※8「微凍結パーシャル」
AIエコナビは、本体に搭載の7種のセンサーと、スマートフォンのGPS機能による位置情報と連携する2つの新運転モード「お留守番モード」「お買い物準備モード」で省エネをサポートする。本体のセンサーによる省エネでは、3週間分のドア開閉と収納量の変化を記憶し、曜日ごと、1時間ごとに分析・予測をし、予測結果と7種のセンサーで検知する当日の使用状況から、適切な運転に自動で切り替えて節電する。
新たにスマートフォンのGPS機能による位置情報と連携した2つの新運転モードは、専用アプリ「Cool Pantry」から適した運転を提案する。お留守番モードは自宅から離れると自動で節電運転を開始する。お買い物準備モードはまとめ買いに備えて効率的な運転を提案する。また、アプリで電気代の削減金額の目安も確認できる。
パナソニックの調査によると、買い物の際に冷蔵庫の中にある食材が分からず困った経験がある人が多く、外出先から卵・牛乳・ビールなどの酒類・ヨーグルト・納豆などの残量を管理したいニーズがある。
同製品では管理したい食材を「キッチンポケット」アプリに登録し、重量検知プレートに載せれば、IoT機能により残量の変動が自動で更新され、外出先からも確認できる。ストック情報は家族で共有できるので、家庭の使用状況に合わせた無駄のない買い物をサポートする。設定した残量や利用期限の通知機能で、買い忘れによる献立変更や、使い忘れによる食品ロスを軽減する。
また、管理したい食材が複数ある場合には重量検知プレートを買い足し、それぞれの食材をアプリで管理することも可能だ。
約-3℃の「微凍結パーシャル」は、食材別に約7日から最長約14日まで新鮮に保存できる。生肉は食材別に約14日間あるいは約10日間、常備菜や半調理のつくりおきは約10日間、生魚は約7日間鮮度長持ちする。完全には凍らない約-3℃の微凍結で保存でき、解凍の手間がない。まとめ買いをしても、解凍の手間なく、鮮度よい食材で調理ができるとのことだ。
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