株式会社LIXILではこれまで、「住まいの未来」をコンセプトとしたIoT実験住宅「U2-Home」「U2-HomeⅡ」での研究を通じて、スマートホームの知見やノウハウを蓄積し、製品の市場導入につなげてきた。
このほどLIXILは、スマートホームのさらなる普及に向けて、埼玉県越谷市にIoT実験住宅「みらいえらぼ」を開設した。
みらいえらぼは、先代のコンセプトを受け継ぐとともに、LIXIL商品に限らず最新機器を設置することで、LIXILのIoTホームリンク「Life Assist2」を強化し、スマートホームのさらなる普及を加速する。また社外機器の連携開発を目的に各機器メーカーと交流したり、連携強化を図るなど、オープンイノベーション活動を推進する場としても活用していく。
みらいえらぼは「プレゼンルーム」「遠隔操作ルーム」「未来提案ルーム」「社内検証ルーム」の4つのエリアで構成されている。
プレゼンルームでは、Life Assist2を中心に、家中のさまざまな建材や設備機器、家電と連携した暮らしを体感できる。
具体的には、外出先でも家の中でも、浴室の予備暖房から浴槽掃除、お湯はりなどの遠隔操作ができるシステムバスルーム「リデア」をはじめ、外出先からでも簡単に戸締りの確認ができる「スマートクレセント」、スマホでの開閉操作が可能な「電動シャッター」「TW高所用横すべり窓」などの製品とつながる。さらに、LIXIL製品だけでなく、エアコンやTV、スマートスピーカー、照明、電動カーテンなどにも連携している。
遠隔操作ルームでは、利用客にLife Asisst2の設定・操作方法を説明する場となる。遠隔で電動シャッターやカーテンの開閉をすることができ、近くにいなくても開閉操作の確認ができる。
未来提案ルームは、LIXILが考えるこれからのスマートホームを提案するエリアとなっている。さまざまな企業との協働、オープンイノベーションを実証する場として活用していく。そして、社内検証ルームでは、製品化前の検証・研究を行うスペースで、今後の製品開発へつなげていく。
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