YKK AP、顔認証などの電気錠システムでドアが自動開閉する「M30 顔認証自動ドア」を発売

YKK AP株式会社行ったアンケート結果によると、63%の人が「自動ドアが自宅にあれば便利」と肯定的な意見だった。その理由としては「両手がふさがっている時に便利」「自転車や荷物の出し入れに便利」が上位にあがり、日常シーンでの快適性・利便性が求められている事が分かった。

このほどYKK APは、顔認証などの電気錠システム(スマートコントロールキー)で解錠するとドアが自動開閉する戸建住宅用自動ドア「M30 顔認証自動ドア」を3月20日から発売すると発表した。ドアの種類は引き戸タイプで、全22デザイン・全12カラーを揃え、サイズは3タイプから選ぶことができる。
YKK AP、顔認証などの電気錠システムでドアが自動開閉する「M30 顔認証自動ドア」を発売
同製品は、顔認証での解錠を行うことでドアが自動で開きハンズフリーで入室できる。3Dで認証することでセキュリティ性を高めながら、店舗等の自動ドア同等の使い勝手が向上した。買い物時などの荷物で両手がふさがっている場合、ベビーカーや車いすを押しながら、また自転車を押しながら出入りする際にも便利だ。顔認証キーのほか、ICタグキーやリモコンキー、専用アプリによるスマートフォンで解錠した場合もドアは自動開閉する。
YKK AP、顔認証などの電気錠システムでドアが自動開閉する「M30 顔認証自動ドア」を発売
また、子供から大人まで安全に利用できるよう「障害物検知センサー」「セーフティリターン機能」「セーフティストップ機能」「全開保持機能」などの安全機能が搭載されている。

障害物検知センサーは、たて枠に光電センサーを搭載し、センサーが人や障害物を検知するとドアが開いたままになる。また、閉じている途中にセンサーが人や障害物を検知すると、ドアは反転し開く。セーフティリターン機能は、⾃動開閉中にドアが⼈や障害物に当たると反転し開く機能で、セーフティストップ機能は、セーフティリターン後に再度人や障害物に当たるとドアが停止する。そして全開保持機能は、全開状態で約3秒間ドアを抑えるとブザーがなり、全開したままの状態にすることができる。
YKK AP、顔認証などの電気錠システムでドアが自動開閉する「M30 顔認証自動ドア」を発売
同製品の自動開閉には磁力で駆動するリニアシステムを採用した。磁石とコイルの非接触で駆動するのでモーターのエンジン音などもなく、手動スライディングドアと同等の静音性だという。加えて、一般的な自動ドアのようにベルトで駆動しないため、摩耗部品が少なく耐久性に優れている。停電時でも手動スライディングドア並みの開閉力で動かすことができる。

施工面では、枠にリニアシステムを取り付けた状態で出荷することで、通常のドアの施工業者でも容易に取り付け可能だ。取付の際は、別途電源工事が必要となる。
YKK AP、顔認証などの電気錠システムでドアが自動開閉する「M30 顔認証自動ドア」を発売
YKK APは、同製品の目標売上金額を2023年度で5億円としている。

なお、同製品の参考価格は、C10デザインで顔認証キーの場合、980,000円(外引込みタイプ)、1,160,000円(袖付タイプ)、ポケットキーでは、890,000円(外引込みタイプ)、1,070,000円(袖付タイプ)、ピタットキーでは、831,000円(外引込みタイプ)、1,011,000円(袖付タイプ)となっている。
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