アクセルラボのスマートホームサービスの機密性・可用性・保守性向上へ向け、ゲートウェイを自社開発

株式会社アクセルラボは、スマートホームサービス「SpaceCore」と、IoT制御システム(以下、IoTエンジン)「alie+(アリープラス)」を提供している。

「SpaceCore」は、不動産会社やハウスメーカー等の住宅・不動産事業者と居住者・オーナーのための、スマートホーム機器と専用アプリを活用したスマートホームサービスだ。

「alie+」は、アクセルラボが開発・提供しているIoTエンジンで、「SpaceCore」のIoT機器制御や状態の管理を担っている。

そうした中、アクセルラボは、上記サービスのシステムの機密性・可用性・保守性向上を目的として、自社開発のスマートホームゲートウェイ「alie hub(アリーハブ)」を、2023年夏頃に発売することを発表した。

これまでのシステム構成ではデバイス提供元メーカが管理するクラウドを介したIoTデバイスの制御や、ログデータの管理を行なっていたが、「alie hub」では、IoTデバイスの制御やログデータの管理など、全ての処理を自社のIoTクラウドで行う。

これにより、サービス提供に必要な処理やデータが全て自社のIoTクラウドで完結するため、情報の機密性が向上する。

アクセルラボのスマートホームサービスの機密性・可用性・保守性向上へ向け、ゲートウェイを自社開発
「alie hub」のシステム構成

また、自社のIoTクラウドでは、独自の監視システムの導入を予定している。これにより、障害検知がより迅速になり、システムのダウンタイムを削減することができるほか、障害復旧作業も容易になるため、保守性の向上が見込まれている。

さらに、他社管理の領域では取得しきれていなかった、詳細なログデータを取得できるようになるため、取得したデータのサービスへの利活用を拡大する事ができる。

なお、「alie hub」では、これまで提供していたゲートウェイ同様、「alie+」が連携している20種類以上のスマートホーム機器と住宅設備メーカ19社の対応住宅設備も引き続き利用することができる。2023年中には「Matter」に対応した「alie hub」の提供も予定しております。

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