株式会社ユビキタスAIは、スマートホームの新規格「Matter」の対応デバイスと、HEMSの標準プロトコル「ECHONET Lite」の対応デバイスをつなぐブリッジ機能を開発。2023年9月から、ECHONET Lite対応ソフトウェア開発キット「Ubiquitous ECHONET Lite SDK」に搭載して提供することを発表した。
Matterは、さまざまなベンダーのスマートホームデバイスとIoTプラットフォーム間の相互通信を実現することを目的に、2022年10月にConnectivity Standards Allianceによって策定されたスマートホームの共通規格だ。
ECHONET Liteは、2011年12月に経済産業省が認定した家庭用エネルギー管理システムHEMS(Home Energy Management System)の標準プロトコルだ。
現在、Matter対応機器の市場導入が注目され、ECHONET Liteは国内市場で普及が進んでいる一方、Matterと相互互換性が無く、両規格に対応したスマートホームのユースケースが実現されないという課題があるのだという。
そこで、ユビキタスAIは、MatterとECHONET Liteを接続するためのブリッジ機能を開発し、同社の組込み環境向けECHONET Lite対応ソフトウェア開発キットUbiquitous ECHONET Lite SDKに搭載する。
このブリッジ機能を搭載したUbiquitous ECHONET Lite SDKを利用することで、Matter標準仕様ではサポートされていないECHONET Lite機器をブリッジで使用することができる。
Amazon AlexaやGoogle Home対応スマートスピーカのMatter規格対応コントローラからも、ECHONET Lite対応のスマート家電やスマートエナジー関連機器を操作することが可能だ。
また、Ubiquitous ECHONET Lite SDKは、最新のECHONET Lite規格のデバイスおよびコントローラ機器の開発に対応している。
小フットプリントで、RTOSからAndroidまでさまざまなプラットフォームへの実装が可能だ。
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