株式会社Preferred Roboticss(以下、PFRobotics)は、大規模言語モデルを利用したスマートファニチャー・プラットフォーム「カチャカ」の新機能を、2024年春のリリースを目指して現在開発中であることを発表した。
カチャカは、AI技術を搭載し、人の指示で家具を動かす自律移動ロボットだ。
PFRoboticsでは、現在、大規模言語モデルを活用し、利用者とカチャカが日常的に使用する自然な言葉でやり取りすることを可能にする新機能の実装に向け、開発を進めている。
今後は、大規模な学習データとパラメータにより、意図理解のレベルがあがった大規模言語モデルを活用することで、決められたコマンドフレーズだけでなく、「カチャカ」が抽象的な依頼を認識して動作し、必要に応じて気の利いた発話をしてくれることも可能になるとしている。
大規模言語モデルを搭載したカチャカの活用例としては、コマンドフレーズだけでなく、「リビング、ゴミ」と言った単語を羅列するだけで、カチャカが指示を認識し、リビングルームにゴミ箱を運ぶことが可能になる。
また、母親が「娘を起こして準備をサポートして」とカチャカに頼むと、ランドセルが乗ったシェルフと共に子どもの部屋に向かって朝の支度を促してもらったり、カチャカが状況に合わせて発話し、人との臨機応変なコミュニケーションをとったりといったシーンが挙げられている。
なお、「カチャカ」の新機能のデモは、2023年10月17日~20日に幕張メッセで開催される「CEATEC 2023」で先行公開される。
また今後、丸の内テラス内にある「カチャカラウンジ 丸の内」でも、CEATEC同様のデモを展示する予定だ。
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