内田洋行ビジネスITフェア2024

ブレインスリープと長谷工他、スリープテックなどを導入した「快眠のための家」を検証し睡眠の質向上を確認

株式会社ブレインスリープと株式会社長谷工コーポレーション(以下、長谷工)は、NTT東日本グループと共同で行っている「快眠のための家」での睡眠の質向上にむけた取り組みにおいて、「睡眠環境の違いが睡眠に与える影響の検証」が終了し、「快眠のための家」での睡眠の質向上を確認したと発表した。

「快眠のための家」は、長谷工が保有・運営する賃貸マンション「サステナブランシェ本行徳」に設置された居住型実験住戸だ。この居住型実験住戸はブレインスリープが監修し、スリープテックや全館空調システムの導入、快眠に導く壁色や木質クロスなどが取り入れられている。

今回の検証では、「快眠のための家」が睡眠に与える影響の検証を実施した。

対象者は長谷工従業員など20〜40代の男性8名で、うち睡眠への課題感を感じている被験者が6名だ。測定項目は、客観指標として脳波計、活動量計、心電計による測定に加え、主観指標としてOSA睡眠調査票(その日の睡眠感を統計的に尺度化した睡眠評価方法)を用いたアンケート評価を行った。

検証方法は、「快眠のための家」と「睡眠の監修を行っていない一般的な家」(以下、一般住戸)にそれぞれ1週間生活してもらい、平日の睡眠を比較するクロスオーバー試験を実施した。

その結果、睡眠への課題感を感じている被験者において、「快眠のための家」の方が一晩の睡眠の中で最も重要な入眠直後に、約90分持続するノンレム睡眠が深くなり、睡眠の質が向上する傾向が示唆された。

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左:睡眠の第一周期(黄金の90分)におけるノンレム睡眠ステージ3(S3)の割合が高い。 右:睡眠の第一周期(黄金の90分)における1分あたりのデルタパワー値が高い

ブレインスリープと長谷工は、「快眠のための家」に採用した睡眠に最適なポイントが良い効果を与えたとしており、居住者の睡眠の質向上の観点から、検証の結果を様々な領域で活用できる可能性があるとしている。

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