台湾で開催されたCOMPUTEX TAIPEI 2015(台北国際コンピューター見本市)では、IoTを活用したスマートホームの事例が多く見られた。
「スマートホームって最近よく聞くけど一体なに?」という方のために、「人が操作することなく、家が自動で空気洗浄をする」というわかりやすいデモンストレーションを行っていたSunix。Sunixは、研究開発、通信製品の生産に特化した台湾の会社だ。
SunixはSunix Cloudというシステムをベースにし、様々な家電をコントロールするモジュールを提供するだけでなく、インターネット経由でスマホのアプリケーションを使って家電が収集したデータをビッグデータとして集計し、メーカーへフィードバックしている。
ここでのデモンストレーションは、PM2.5を検知した際に自動で空気清浄機が起動し、部屋の空気をきれいにするというもの。あくまでもスマートホームの一例ではあるが、一連の流れを紹介する。
スマートホームのデモンストレーション
PM2.5が発生したと認識させるため、センサーに霧状のスプレーをふりかけることによって、センサーがPM2.5の値が大きくなっていることを検知。
すると、スマホにアラートが飛ぶ。
アラートが飛ぶだけではなく、空気洗浄器が自動的に起動する仕組みだ。
今までなら、スマートフォンに通知が飛ぶというサービスは多くあったが、空気清浄機が自動でつくというところがSunixが提案するスマートホームだ。
しかし、スマートホームの未来は「機械が自分で考えて動く」というところまで進化しようとしている。
例えば今回のデモンストレーションであれば、PM2.5を検知し部屋を洗浄するだけではなく、マスクの残りが家にあるかどうか調べ、残り少ないようであれば「Amazonで注文しますか?」とスマホで聞いてくれるなど、どんどん人に近づくサービスが出てくるだろう。
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Sunix
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