株式会社日立ソリューションズは、Datumate(以下、ダチュメイト)と販売代理店契約を締結し、ドローンで撮影した土木工事現場の画像から3Dデータを自動生成し、分析や共有を行えるクラウドサービス「DatuBIM」を、2022年5月18日から販売開始する。
「DatuBIM」は、ダチュメイト独自のAI技術により、撮影画像から3次元データを自動生成する。データを時系列で管理し、地形の断面や盛土体積などの計測、設計図面との比較分析が可能だ。
データはクラウド上で管理・共有され、Webブラウザ上で操作することができる。
なお、2022年5月25日〜27日に開催される「建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO2022)」にて、「DatuBIM」の実機デモが日立ソリューションズブースに出展される。
「DatuBIM」の機能概要
3次元データの自動生成
ドローンで撮影した土木工事現場の撮影画像をクラウド上にアップロードし、3次元化する対象範囲を指定。マーカー(標定点、検証点)を設定すると、独自のAIアルゴリズムが、3次元データ(3D点群・3Dメッシュモデル・オルソ画像など)を自動生成する。
重なりのある複数視点からの画像を用いて3Dモデルを生成するため、撮影画像の重複(オーバーラップ)の過不足に対してアラートが表示される。また、目的の場所にマーカで位置の指定を行う際は、ガイドが表示される。
クラウドサービスを活用した情報共有
土木工事現場の3次元データ化により、遠隔地からも現場の状況を把握することが可能。データはクラウド上で管理されているため、工事関係者との情報共有も行うことができる。
進捗管理・土量管理
工事の進捗管理や土量配分計画のために必要な日々の測量は、ドローンを活用することで、3次元データとして時系列に管理することが可能。また、過去のデータや設計図面との比較、体積や断面などの計測、土量の切り盛り計算を行うこともできる。
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