オプティム、測量用スマホアプリに外部接続LiDARセンサを接続しスキャン可能距離拡大に成功

株式会社オプティム(以下、オプティム)は、iPhone及びiPadに内蔵されているLiDARセンサを用いることで、3次元測量を行えるアプリ「OPTiM Geo Scan」を2021年に提供を開始している。

しかし、iPhoneやiPad内蔵のLiDARセンサは、スキャン可能な距離が約5mと限りがあるため、「OPTiM Geo Scan」では、例えば高さのある法面などにおいては、その高さを登りながら測量する必要があった。

そこでオプティムは、測量用スマートフォンアプリにスキャン可能距離の長い外部LiDARセンサを接続し、スキャン可能距離を約40mに拡大する取り組みが成功したことを発表した。

外部LiDARセンサの接続により、現場に応じてiPhone及びiPad内蔵のLiDARセンサを利用した測量と、外部LiDARセンサを用いた測量を選択して実施できるようになる。iPhone及びiPad内蔵のカメラはこれまで通り利用することで、色付きの点群データを取得することが可能だ。

外部LiDARセンサを用いた測量では、接続されたLiDARセンサの精度に応じた調整を自動で行う。

また、外部LiDARセンサは交換可能であるため、新たなLiDARセンサが登場した際には、センサ部分のみを交換することでさらに高精度な測量も可能となる見込みだ。

想定利用シーンは、高さのある法面などの測量や土砂崩れ等の災害現場の測量、橋梁、鉄塔、電柱などの高さのある構造物の測量や点検だ。

オプティム、測量用スマホアプリに外部接続LiDARセンサを接続しスキャン可能距離拡大に成功
取得できる点群データの例として挙げられている電柱のイメージ

なお、外部LiDARセンサ接続に対応した測量用アプリケーションは、2022年内に提供を開始する予定だという。

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