FCNT株式会社と株式会社ティ・エム・エフ・アース(以下、TMF Earth)は、両社で共同開発した遠隔臨場・遠隔支援向けウェアラブルカメラが、地盤調査・改良作業の遠隔監視、作業記録のために、株式会社サムシングに採用されたことを発表した。
FCNTとTMF Earthが共同開発したウェアラブルカメラは、FCNTの法人向けスマートフォン「arrows BZ02」と、TMF Earthの遠隔臨場・遠隔支援ソフト「LINKEYES」で構成されている。
通信帯域が250kbpsに圧縮されているため、通信が途切れず、クリアな画像と音声で遠隔臨場・遠隔支援を実施することができる。
手振れ補正機能やオートフォーカス機能も搭載されており、移動しながらの撮影や、細かい寸法確認などにも対応している。
「LINKEYES」で送信した動画は、すべてクラウド上に自動保存され、動画管理システム上の画面で日時を指定することで再生可能だ。
利用料金には通信費、クラウド利用料がすべて含まれており、端末はレンタルと買い取りの両方に対応している。
サムシングでは、建設予定地の基礎工事が行われる前に実施している地盤調査、改良工事にこのウェアラブルカメラを導入し、実証実験を実施している。
これにより、管理者が現場へ移動することなく、PCで遠隔から状況を把握できるようになっているほか、トラブル検証の際のエビデンスにも活用することが可能となった。
サムシングでは今後、クラウドに蓄積された現場の映像データを報告や記録に活用することや、小型の外付けカメラをヘルメットに装備し、より現場の細かい状況を遠隔監視することを検討しているという。
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