MODE, Inc.は、MODE IoTプラットフォームを活用している、前田建設工業株式会社の活用事例を公開した。
この活用事例によると、前田建設は、地盤の性状把握のため、複数のデータを比較検討する際の業務効率化を目的に、新潟県柏崎市に建設中の「鵜川ダム」にMODE IoTプラットフォームを導入した。
鵜川は過去に何度も氾濫を繰り返し、周辺地域は浸水被害を受けてきたのだという。
鵜川ダムの基礎処理では、地盤の性状を把握するため、「複数の間隙水圧計データ」と「グラウチング施工データ」を活用している。
しかし、これら2種類のデータ集計において、「ダム内に複数ある間隙水圧計のデータは、内部メモリに保存されるため、回収作業が必要」「回収作業に時間をかけられないので、月に一度しか回収できない」「紙ベースの帳票の突き合わせに時間がかかる」「バラバラのデータを見ているので相関関係がわかりにくい」などの課題があった。
そこで、MODE IoTプラットフォームを導入し、各データをインターネットに接続してリアルタイムにデータ収集を行った。
データは一つのプラットフォーム上にデータ保管され、ダッシュボード化して複数データを1画面でリアルタイムに表示することができる。
これにより、作業量は50%以下に削減。また、各データの相関関係の把握や分析が可能になり、データの比較検討作業の簡略化も実現した。
さらに、これまで月1度であったデータを回収がリアルタイムに確認できるようになったことにより、作業効率向上に加え、工事そのもののリードタイム短縮、早期対策が可能になったのだという。
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