日立ソリューションズのiPaaS「Workato」を大成建設へ導入、API連携を内製

大成建設株式会社は、図面や3Dモデル・写真などの工事情報を保管した基幹システムを刷新し、それらの情報をビッグデータとして活用するための新たなデータ管理基盤(X-grab)を、Microsoft Azure上で構築した。

しかし、APIを持たない既存の4つのレガシーシステムとの連携が課題であった。

リアルタイムなデータ活用のためには、連携ツールやバッチ処理ではなく、API連携が必須であったが、APIの個別開発には数カ月の期間と技術者の増員が必要だった。

そうした中、株式会社日立ソリューションズは、大成建設にクラウド統合プラットフォーム「Workato(ワーカート)」を導入したことを発表した。

「Workato」は、1,000以上のコネクタを提供する、ノーコード・ローコードソリューションだ。

大成建設は、「Workato」を利用することにより、クラウド上に構築された新データ管理基盤とレガシーシステムを1~2週間でAPI連携させ、蓄積されたビッグデータのリアルタイム活用を可能にする環境を内製で構築した。

日立ソリューションズのiPaaS「Workato」を大成建設へ導入、API連携を内製
「Workato」を利用した、新データ管理基盤とレガシーシステムとの連携イメージ図

株式会社大成情報システム 第一開発保守部 チームリーダー 松田豊道氏は、「Workatoの導入で、さまざまなデータをリアルタイムかつ柔軟に扱える環境が整い、従来なら業務フローの設計とAPI開発に数カ月かかっていたところを、1~2週間での開発が可能となっている。今後は、利用範囲を広げていくと同時に、グループ全体へ拡大していくことも検討している。」と述べている。

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