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NTT東日本・安藤ハザマ他、建設現場での広域高速無線環境実現に向けた共同実証実験の結果を発表

東日本電信電話株式会社 東京事業部(以下、NTT東日本)、株式会社 安藤・間(以下、安藤ハザマ)、エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社(以下、NTTBP)は、建設現場におけるローカル5Gを活用した共同実証実験を2022年12月から2023年3月までの間行い、ローカル5Gの活用が最適な広域高速無線環境実現に有効であるという結果を得て、更なる展開に向けた3社の協業を発表した。

共同で行われた実証実験では、安藤ハザマが施工中の、大規模掘削工事現場を実証フィールドとして、ローカル5GおよびWi-Fi環境を構築。BIM(ビルディング インフォメーション モデリング)や、施工管理アプリケーションの動作確認、4Kカメラを利用した遠隔地からの現場状況確認を実施した。

NTT東日本・安藤ハザマ他、建設現場での広域高速無線環境実現に向けた共同実証実験の結果を発表
現場俯瞰図

その結果、約200m×約100m、深さ約20mの広域掘削工事現場において、1つのローカル5G基地局でカバーできることを確認。

また、アンテナとの見通しがとれる約200m離れた地点において、ローカル5G通信により、アップリンクおよびダウンリンク共に安定して数百Mbpsのスループットが確認された。

鉄骨等の障害物によりアンテナが視認できない掘削面においても、ローカル5G通信によりアップリンクおよびダウンリンク共に概ね100Mbpsのスループットを確認。

さらに、障害物等により電波が届きづらい掘削面において、ローカル5Gを中継回線としたWi-Fiアクセスポイントでも、数百Mbpsのスループットが確認された。

その他にも、トラックや重機の動きがあってもローカル5Gのスループットが確認されたほか、全てのローカル5G接続地点において、アプリケーションおよび4Kカメラが利用できたこと、ローカル5G装置および設備収納BOXについて、建設現場環境において長期間安定して動作することが確認された。

今後は、今回の共同実証実験結果を踏まえ、広域高速無線環境の展開を図りながら、建設現場業務の新たな働き方の実現に向けて取り組んでいくとしている。

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