大日本印刷株式会社(以下、DNP)は、「金属対応RFID(Radio Frequency Identification:電子タグ)」を利用した機材管理システムを開発・提供しており、今回、建設用軽仮設機材のレンタルを専門に行う株式会社アクトワンヤマイチに導入したことを発表した。
今回アクトワンヤマイチが導入したシステムは、UHF帯の金属対応RFIDと通信機器、管理システムで構成されている。
RFIDは一般的に、金属に取り付けると通信距離が短くなるが、足場やはしごなどの軽仮設機材に適用できる金属対応RFIDを選定することで、複数のRFIDの一括読み取りを可能にしている。
また、建築現場や高圧洗浄工程などの環境における耐久性も備えているほか、RFIDに製品コード等をレーザで印字し、スマートフォンのアプリで撮影することで、機材管理システムと連携することもできる。
このシステムを導入することで、従来、紙帳票で行っていた目視確認や手書き入力などのアナログ業務をペーパーレス化することができる。
5か月の試用期間では、入出庫・検収作業時間を従来と比べて約20%短縮することができた。
なおDNPは、2023年9月13日~15日に、東京ビッグサイトで開催される「国際物流総合展2023」のBIPROGY株式会社のブースにて、「金属対応RFIDを利用した機材管理システム」とその導入事例を紹介する。
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