カヤバ、油圧機器の作業油状態をリアルタイムに診断するシステムを開発

現在、油圧機器の作動油は、まだ使用できる状態であったとしても、不具合発生による停止を避けるべく定期交換するのが一般的である。

カヤバ株式会社は、建設機械や工場設備などの油圧機器の作動油状態をリアルタイムに診断するシステムを開発した。

同システムは、センサ、通信機を取り付けた油圧機器と企業とをクラウドで結び、カヤバが蓄積してきた知見やノウハウを活かしたアルゴリズムで油のデータを分析・診断する。IoTにより、油や機器の劣化異常がないか推定し、適切なタイミングで保守・交換を提案することが可能となる。

これにより、作動油の廃棄量低減で環境にやさしく、メンテナンス作業の効率化が図れるようになる。

カヤバ、油圧機器の作業油状態をリアルタイムに診断するシステムを開発
油状態監視システム
2026年の診断サービス開始を目指し、建設機械や工場設備で更なる確認を進めており、確認結果を反映した改良や油のデータを増やすことで、診断精度を高めている。また、サービスの提供方法につきましても併せて検討しているとのこと。

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