株式会社GRIFFYと株式会社大林組は共同で、現場作業員の体調管理ソリューション「GenVital(ゲンバイタル)」を開発した。
「GenVital」は、現場作業員個人の心拍数および建設現場内の暑さ指数を把握し、独自に設定した体調管理指標が閾値を超えた場合に、瞬時に注意喚起メールを通知するソリューションだ。
専用クラウドサーバ「GRIFFY Wear.」にLTE通信にてデータを送信する親機、心拍数データを収集する中継機、現場作業員が装着し心拍数を計測するリストバンドから構成されている。(トップ画左から)
リストバンドから中継機の通信はBLEで、中継機から親機への通信はLoRaを使用している。また、暑さ指数計測およびデータ収集は、環境モニタリングクラウド「SisMil」を使用ししている。
心拍数の計測間隔は20秒で、専用クラウドサーバ上の収集データは1分間隔で更新され、管理画面から心拍数や暑さ指数をリアルタイムで確認することができる。
親機からクラウドサーバへのデータ送信は、LTE通信以外にも衛星回線や光回線も利用可能であり、電波不感地帯における建設現場への活用も可能だ。
なお「GenVital」は、2024年5月より、大林組が施工する約100か所の建設現場にて、現場作業員約3000人を対象に運用が開始される予定だ。
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