日立建機株式会社は、標準仕様の油圧ショベルに、3Dマシンガイダンス機能を提供する後付けキット「Solution Linkage MG(ソリューションリンケージ エムジー)」の受注を、2024年5月より日本国内向けに開始する。
3Dマシンガイダンスは、3次元設計データとバケットの位置情報を比較し、その差を案内する機能だ。
今回発表された「Solution Linkage MG」は、ICT建設機械等認定制度で認定されており、日立建機の油圧ショベルに後付けすることで、ユーザは油圧ショベルに3Dマシンガイダンス機能をつけられ、ICT建機として使用できるキットだ。
センサから得るデータを活用し、モニタに設計図面と比較したバケットの位置・角度を表示。オペレータを案内することで、ユーザの施工をサポートする。
また、ウェブアプリでICT施工に必要な設定やステータス確認を行うことができるほか、施工終了後には施工履歴データをダウンロードし、出来形管理帳票に活用できる。
さらに「Solution Linkage MG」には、土量進捗ビューワ「Solution Linkage Ryube(ソリューションリンケージリューベ)」の機能も付帯する。
3次元データから切盛土量や土量進捗率が自動で計算されるため、ユーザはPCやタブレットを使ってブラウザ上で日々の土量進捗を把握できる。

なお日立建機は、2024年5月22日~24日に幕張メッセにて開催される第6回建設・測量生産性向上展「CSPI-EXPO」で、「Solution Linkage MG」を取り付けた油圧ショベルを展示する予定だ。
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