日立建機株式会社は、中大規模の建設・土木業とレンタル会社向けに、フリートマネジメントシステム「Solution Linkage CONNECT(ソリューション リンケージ コネクト)」を開発し、2024年7月15日から北米市場での提供から開始すると発表した。
「Solution Linkage CONNECT」は、保有機械の稼働データを集計し、保有機械全体・工事のプロジェクト・施工現場単位でグループを作ることで、ダッシュボードにて稼働状況を視覚的に表示、管理・分析が可能なシステムだ。
数百台の保有機械の一覧を一度に確認する画面から、機械1台ごとの詳細な情報も閲覧でき、アイドリング・稼働時間、アラーム発生状況をグラフや表で表示される。また、燃料消費量やCO2排出量も一覧で確認できるため、環境への影響を把握することができる。

さらに、地図上で特定のエリアを指定して、その特定のエリア内にある機械の稼働情報を分析可能なほか、システム上で報告レポートを作成・ダウンロードすることもできる。
加えて、日立建機のサービスソリューション「ConSite」やサービス用パーツカタログ、保有機械管理システムなどと連携することが可能だ。例えば、「ConSite」から建設機械の異常を知らせるアラームが発報されると、「Solution Linkage CONNECT」がアラーム情報を取得し、ダッシュボードに表示する。
現時点では、日立建機製の建設機械のみ対象としているが、将来的にはISO準拠のテレマティクスデータを活用し、日立建機以外の建設機械も管理できるようになる予定だ。なお、日立建機の機械管理システムGlobal e-Serviceのアカウントを保有する顧客は、「Solution Linkage CONNECT」を即日利用可能とのことだ。
導入した企業は、経営者から現場担当者までスマートフォンやタブレット、パソコンからアクセスし、様々な施工現場で稼働する建設機械を効率的に管理できるようになる。また、多言語対応しており、今後は提供地域を欧州、大洋州などへ順次拡大する計画だ。
無料メルマガ会員に登録しませんか?

IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。