奥村組とDTSインサイト、4DモデルとWEBカメラを用いたデジタルツインシステムを開発

株式会社奥村組と株式会社DTSインサイトは、デジタル空間に4次元モデルで建設現場を再現する「4Dモデル・現場映像連携システム」を共同で開発した。

「4Dモデル・現場映像連携システム」は、3次元モデルに施工ステップごとの工程情報を付与するもので、DTSインサイトのIoTプラットフォームの技術をベースに、奥村組独自の4次元シミュレーション技術とノウハウを組み合わせて開発された。

奥村組とDTSインサイト、4DモデルとWEBカメラを用いたデジタルツインシステムを開発
「 4Dモデル・現場映像連携システム」の概要

搭載されている機能は、WEBブラウザ上での操作・閲覧機能、4次元シミュレーション機能、過去映像記録機能だ。

WEBブラウザ上での操作・閲覧機能により、全ての操作をWEBブラウザ上で行えるほか、4次元シミュレーション機能により、4次元モデル内の任意の場所に、あらかじめシステムに登録した重機や安全設備などの3次元モデルを配置することで、施工ステップに応じたシミュレーションを行うことができる。(トップ画)

また、過去映像記録機能では、過去の4次元モデルとWEBカメラ映像の閲覧をシステム上で行うことができ、WEBカメラの映像は一定期間経過後、自動的にタイムラプス動画に変換される。

なおこのシステムは、奥村組の道路橋架け替え工事の現場に適用され、事務所などの遠隔地からでも、デジタル空間上でリアルタイムに施工状況を把握することができたのだという。また、4次元シミュレーションを活用することにより、関係各所を交えた施工計画や交通規制などの検討をスムーズに行うことができた。

今後は、現場からのフィードバックをもとに、システムの使用性の改善を図るとともに、AIによる画像分析機能の開発なども検討するとしている。

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