株式会社ソラコムは、同社が提供するIoTアプリケーションをローコードで開発できる「SORACOM Flux(ソラコム フラックス)」において、クラウド型カメラサービス「ソラカメ」で提供するモーション検知、サウンド検出機能との連携を強化し、2025年5月19日より新機能の提供を開始すると発表した。
「SORACOM Flux」は、センサーやカメラなどのIoTデバイスから得られるデータを活用し、通知や生成AIモデルによる分析などのアクションを組み合わせることで、アプリケーションを構築できるサービスだ。ブラウザ上の直感的な操作でアプリケーション開発が可能な点が特徴だ。

一方、「ソラカメ」は、Wi-Fiに接続することで利用を開始できるクラウド型カメラサービスだ。(トップ画)
これまで「SORACOM Flux」の利用者からは、「カメラの映像や音の変化をトリガーに通知を送りたい」「カメラ映像を生成AIで分析し、特定の状況だけ検知・通知したい」といった要望が寄せられていたのだという。
そこで今回のアップデートでは、「ソラカメ」が映像内の動きを自動で判別する「モーション検知」および、音声を検知して静止画を記録する「サウンド検出」という2つのイベント機能を、「SORACOM Flux」におけるアプリケーションを起動するトリガーとして利用できるようになった。
これにより、映像や音声の変化をきっかけに、自動的に動作する「イベント駆動型IoTシステム」のIoTシステムを、より手軽に構築できるようになった。
例えば、倉庫や設備管理の現場において侵入を検知した際に管理者へ通知を送信するシステムや、検知と同時に生成AIを呼び出して画像を解析し、状況をテキストで報告する仕組みを「SORACOM Flux」上で開発することができる。
物流現場では、トラックの到着をモーション検知で把握し、自動的に到着通知と記録を行うシステムの構築も可能とのことだ。
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