メディアテック(MediaTek)とOrangeは、コネクテッドオブジェクトに対する業界需要の増大に対応するため、すぐに使えるセルラー・コネクティビティーを組み込んでいるIoT向け製品を販売するための新たなコラボレーションを発表した。この合意は、消費家電製品を含むIoTデバイスの専門的な開発業者やメーカーの要望に応えるものだ。
この「IoTブースター・プログラム」(IoT Booster Programme)は、OrangeのSIMカードを搭載するか、パートナーのモジュール内にOrangeのSIMカードと一体化したメディアテックのチップセット・ファミリーを市販することを目的としている。
この製品には、IoTのニーズのために組み込まれたコネクティビティーの価格が含まれている。このすぐに使えるIoT製品の市場投入により、専門的な開発業者はチップセットとコネクティビティーのために個別に複雑な配置を探し求める必要がなくなり、セルラー・ネットワークへの彼らのコネクテッドオブジェクトの展開を加速することができる。
IoTブースター・プログラムは、コネクティビティーを簡素化しようとするあらゆる大企業、ならびに彼らの製品ラインのためのすぐに使えるIoTコネクティビティーを探し求める新興企業に適している。
これらのチップセットのセルラー・コネクティビティーは、固定価格で最大5年間の長期契約のために設計されている。
このメディアテックとOrangeによるコラボレーションは、電子機器メーカーが容易により多くのコネクテッドオブジェクトを市場にもたらすことができるよう支援することを目的としている。同プログラムは地理位置情報、デバイス管理、データ管理、その他のIoTの革新的機能などの付加価値サービスによって徐々に強化されるとみられている。
この新しい製品を使用するコネクテッドオブジェクトは、Orangeのネットワークや200カ国以上にあるすべてのローミング・パートナーにおいてシームレスに動作する。専門的な開発業者やオブジェクトメーカーは今後、販売後に加入者活動をすることなく屋内または屋外で接続できる低電力かつ小型の費用効率の高いデバイスを設計し、大量生産できる。
【関連リンク】
・メディアテック(MediaTek/聯發科技股份)
・オレンジ(Orange)
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