LINE、APIに関する技術情報やデモアプリ等を紹介する専用サイト「LINE API Use Case」を公開

企業:

LINE株式会社は、LINEが提供するAPIに関して技術情報やユースケース、クライアント事例などの情報を提供する専用サイト「LINE API Use Case」を公開した。

同サイトでは、LINE APIを活用した様々なビジネスモデルにおけるユースケースとクライアント事例を紹介しており、各APIの挙動を体験しながら実際の活用例を参考にすることができる。

「予約」「テーブルオーダー」「会員証」「自治体向け情報配信」「予約電話」といったカテゴリ別でユースケースを探すことができるため「自社の予約サービスをLINE公式アカウント上で提供したい」「自社アプリをユーザーがインストールする手間を省きたい」「自社サービスのユーザーとのコミュニケーションチャネルとしてLINEを使用したい」などのニーズに対して、具体的な解決方法を見つけることが可能とのことだ。

さらに、各APIの技術情報だけでなく、デモアプリケーションのクラウドプラットフォーム用サンプルソースコードも提供することで、LINE APIを活用したサービスの導入および開発を支援する。また、同サイト上から、LINEの法人向けサービスに関する情報を集約したポータルサイト「LINE for Business」や、事例を掲載している各企業のホームページ導線も設けているため、相談・問い合わせ・開発依頼をスムーズに進めることが可能だ。

なお、同サイト上で情報提供するLINE APIは以下のとおり。

  • Messaging API
  • LINEアカウントを通じたユーザーとの双方向コミュニケーションを実現するAPIである。Messaging APIを活用することで、ユーザーへの一方的なメッセージ配信だけでなく、特定のユーザーに対してより最適化されたメッセージを送り分けることができるようになる。

    さらに、ユーザーの同意のもと、企業の持つ既存のデータベースや自社システムとLINEアカウントを連携させることで、顧客管理(CRM)ツールや、業務ソリューションツールとしての利用も可能となる。

  • LINEログイン
  • 自社サービスに、LINEアカウントの認証情報(登録メールアドレス・パスワード)を利用したソーシャルログインを導入するAPIである。ユーザーは、サービス利用時に表示された内容に同意することで、新規会員登録プロセスを省略してサービスの利用を開始できる。

  • LINE Front-end Framework(以下、LIFF)/ LINEミニアプリ
  • LIFFは、LINEアプリのトークルーム内や外部のブラウザで動作するウェブアプリケーションの実装を可能にするプラットフォームである。LIFF上で動作するアプリケーション(LIFFアプリ)を起動すると、LINEのユーザーIDなどをLINEプラットフォームから取得できる。

    LINEミニアプリは、LINEアプリ上で企業の自社サービスを提供可能にするLIFFを基盤としたウェブアプリケーションである。「アプリダウンロードや煩雑な会員登録が不要」「LINEアプリ内外からクイックな起動」「重要なお知らせをLINEのトークで確実に通知」などの特長を有する。

    また、LINEミニアプリを提供する企業は、利用するユーザーのLINEアカウントに紐づけてLINEミニアプリの利用データを取得することで、サービスの改善や「LINE公式アカウント」「LINE広告」等を通じたマーケティング施策に活用できる。

  • LINE Pay API
  • LINE Payは、LINEユーザーがオンラインショッピングサイトやリアル店舗で利用できるモバイル送金・決済サービスである。LINE Pay APIには、オンラインショッピングサイトでLINE Payを利用できるようにする「Online API」と、リアル店舗で利用するPOSシステムでLINE Payを利用できるようにする「Offline API」の2種類がある。

    現在、Online APIのみを公開しており、最も基本的な「一般決済」と、商品を配送する際などにエンドユーザーがLINE Profile+に登録した氏名、電話番号、住所などを同意の上でサービス側が取得できる「LINE Checkout」、初回に「一般決済」と同様の支払い方法を選択し、2回目以降は自動的に決済する「自動決済」を利用することができる。

  • LINE Social Plugins
  • 企業や一般のWebサイトおよびiOS・Androidアプリに設置し、Webサイトやアプリ上でLINEと連携したアクションをサポートする機能である。

    LINEで他のユーザーに情報を送ったり、LINEのタイムラインに情報を投稿したりすることができる「LINEで送るボタン」、企業や一般のWebサイトを訪問したユーザーが別途LINE IDを検索する手間を減らし、Webサイト上でそのまま企業や個人のLINE公式アカウントを簡単に友だち追加できる「LINE友だち追加ボタン」、閲覧中のWebサイトやアプリの情報をタイムラインに投稿でき、気軽に情報を広めて情報拡散や集客につなげることができる「LINEいいねボタン」の3つの機能を提供している。

  • CLOVA Chatbot(2021年3月以降順次公開予定)
  • CLOVA Chatbotは、機械学習アルゴリズムと自然言語処理技術に基づく対話エンジンを搭載したAIチャットボットである。

  • CLOVA OCR(2021年3月以降順次公開予定)
  • 書類・画像に記載された文字・文章をテキストデータへ変換するサービスである。伝票や領収書の登録、モバイルアプリ上における情報入力など煩雑な入力作業を簡単にし、手入力や項目分類の時間を削減する。

無料メルマガ会員に登録しませんか?

膨大な記事を効率よくチェック!

IoTNEWSは、毎日10-20本の新着ニュースを公開しております。 また、デジタル社会に必要な視点を養う、DIGITIDEという特集コンテンツも毎日投稿しております。

そこで、週一回配信される、無料のメールマガジン会員になっていただくと、記事一覧やオリジナルコンテンツの情報が取得可能となります。

  • DXに関する最新ニュース
  • 曜日代わりのデジタル社会の潮流を知る『DIGITIDE』
  • 実践を重要視する方に聞く、インタビュー記事
  • 業務改革に必要なDX手法などDXノウハウ

など、多岐にわたるテーマが配信されております。

また、無料メルマガ会員になると、会員限定のコンテンツも読むことができます。

無料メールから、気になるテーマの記事だけをピックアップして読んでいただけます。 ぜひ、無料のメールマガジンを購読して、貴社の取り組みに役立ててください。

無料メルマガ会員登録