アドバンテック株式会社が2020年より販売している「WISE-2410LoRaWANワイヤレス振動センサ」は、電池駆動でLoRaWAN長距離無線、振動測定ができる。これまで、簡単にオンプレミスで使えるようにして欲しいという要望が上がっていた。
このほど、同センサをアドバンテックのWebAcess/SCADAソフトウェアを使ってオンプレミスで使うことができるLoRaWANオンプレミスパッケージの販売を開始した。
WebAcess/SCADAソフトウェアはWebベースのSCADAソフトウェアだが、振動センサのデータの収集、グラフ化、閾値設定、アラーム送信、CSV出力に特化して、容易に使用できるパッケージになっている。外部ネットワークに接続せずに使うこともでき、ネットワークに接続している場合は他のPCからWebブラウザで確認することもできる。
同センサは、LoRaWAN無線を使っていることで無線LANなどの無線通信より長距離の通信が可能になる。しかし、LoRaWANの基本構成がゲートウェイ、ネットワークサーバ、アプリケーションとなりプライベートのオンプレミス環境での利用が容易ではなかった。同パッケージではゲートウェイにネットワークサーバが内蔵しており、アプリケーションであるWebAcess/SCADAとの接続も簡単に行え、オンプレミス環境が容易に実現する。
さらに、電池駆動(2年@15分間隔)で配線なく設置可能な上、JIS-B0906の機械振動の一般指針で定義されている速度RMSの基準の設定も可能だ。
同パッケージにより、設備保全のため定期的に振動測定を行っている業務を自動化することができ、保全業務の効率化・省力化に貢献する。
なお、同パッケージの標準価格は298,000円~となっており、2021年4月30日まで199,500円で購入することができる。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。