現在、LiDARを活用し、レーザーが物体から反射し返ってくるまでの時間を計測することで、対象となる物体との距離を正確に計測するセンサーの需要が高まっている。
この需要を特に牽引しているのは、自動運転乗用車だが、それ以外にも建設機械、鉄道、船舶、セキュリティ用途などでのユースケースも拡大してきている。
また、LiDARを活用し、対象となる物体を検出することに加え、その物体が何であるのかを認識することの重要性も同様に高まっている。
しかし、対象となる物体を認識できるようにするためには、データ収集、AIによる認識アルゴリズム構築、テスト走行、システム修正など、ゼロから開発を行うには非常に多くの時間と労力を必要とする。
また、認識ソフトウェアの構築においては、特定のLiDARに依存しない柔軟性も重要とされている。
そこで株式会社マクニカは、韓国Seoul Roboticsとパートナーシップを締結し、日本国内におけるLiDARベースの認識機能構築ソリューションの提供開始を発表した。
サードパーティとしてソフトウェアを提供するSeoul Roboticsは、市場で活用されている多くのLiDARに対応しており、開発者はフレキシブルに認識ソフトウェアを構築することができる。
複数の異なるメーカーのLiDARを同一のインタフェース上にて管理することも可能なため、自動車に加え、セキュリティ、建設現場など、様々なユースケースを鑑みたソフトウェアを構築している。
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