株式会社サイエンスアーツは、独自開発する未来型チームコミュニケーションのクラウドサービス「Buddycom」の音声テキスト化機能について、株式会社アドバンスト・メディアが「AmiVoice Cloud Platform」で提供している音声認識APIをデフォルトの音声認識エンジンとして採用したことを発表した。
Buddycomは、音声やライブ動画、位置情報(IoT)を利用したチームコミュニケーションに加え、AIを利用したデジタルアシスタントのサービスを提供している。また、鉄道、航空、流通、介護・福祉、工場などさまざまな業種で現場を支える新たなコミュニケーションツールとして導入されており、Buddycomで発話した音声の自動文字起こしが可能な「音声テキスト化」機能が特徴だ。
一方、AmiVoiceは、日本語や専門用語を得意とする音声認識エンジンである。ビジネスシーンや専門性の高い現場など、幅広いシーンで活用されている。
今回、BuddycomがAmiVoice Cloud Platformの音声認識APIと連携することにより、Buddycomの音声テキスト化機能が拡充した。
具体的には、日本語の認識精度が向上することに加え、専門用語や特有の言い回し、方言の認識精度が高まった。また「えーと」「そのー」「あの」などの言い淀み(フィラー)が自動削除され、句読点や疑問符が自動的に付与されることにより、より正確でわかりやすい文章作成をサポートする。
これにより、Buddycomで話した言葉は、従来よりも読みやすい文章として表示され、Buddycomを使った現場でのチームコミュニケーションの向上に貢献する。
また、将来的には、Buddycomユーザーが医療、介護などの業界特化エンジンを選択し、音声認識精度をさらに向上させることが可能になるという。製品名や業界の専門用語、人名などの固有名詞を辞書登録することにより、通常の音声認識エンジンでは正確にテキスト化することが難しい単語の認識精度向上を目指して、連携を深めるとしている。
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