IoTを導入する際、アクセスポイント無しで直接インターネットに繋がるセルラー通信は、Wi-Fi等の他通信手段に比べ場所の制約が小さい、限られた周波数帯で広範囲をカバーできるといったことや、5Gへの移行により、4Gよりも早い通信速度で遅延なく多くのデバイスと通信できるようになる、などのメリットがある。
一方で、無線通信部品ごとの技術サポート窓口が異なるため、無線通信における課題対策が困難であることや、グローバル展開においての通信・規制・認証に関するコスト増、エンドユーザーの通信使用料の想定が難しい、などの課題もある。
そうした中、株式会社マクニカは、マルチキャリア対応でカード挿し替え不要な、グローバル展開IoT向け無線テクノロジーeSIMの販売と、eSIMを用いた「Macnica Connectivity for Cellularソリューション」の提供を開始する。
マクニカが取り扱うeSIMは、従来の機器に挿入するカードタイプと、機器に実装する半導体タイプの2種類あり、用途に応じて使い分けることができる。
また、マクニカが取り扱っている、通信モジュール・アンテナ・プロセッサ・電源等の、セルラー通信基板設計に必要な半導体および技術サポートを併せて提供する。これにより、技術サポートや購買窓口が一本化される。
eSIMは、物理的な入れ替えなしにリモート操作で通信事業者を切り替えることができるため、グローバルに展開するアプリケーションでも利用可能だ。
さらに、料金設定はプリペイドをベースとしているため、通信サービスを構築してエンドユーザーへ提供することができる。
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