LeapMind株式会社は、エッジデバイス上でリアルタイム動作するAI画像処理モデルを発表した。
この画像処理モデルは、同社の超低消費電力AI推論アクセラレータIP「Efficiera(エフィシエラ)」を使うことにより、エッジデバイス上でリアルタイムに動作し、ノイズの多い画像に対してノイズを低減し高画質化する、画質改善を特徴とするモデルだ。
また、極小量子化技術により軽量化し、Efficiera v2の性能スケーラビリティと組み合わせることで、動画カメラでのリアルタイム動作も可能だ。
そして同社のPixel embedding技術により高画質化し、通常用いられる32bit浮動小数点でのモデルと同等レベルの画質のため、高感度センサーや大型レンズなしでもAIによる画質改善を行うことができ、産業用カメラ(監視カメラ、検査用カメラ)などの低照度下や十分な露光時間を取れない動画カメラでも、高画質化により物体認識や検査の精度を向上することができる。
なお、このAI画像処理モデルは、2月より評価版として提供が開始される。
AI画像処理モデルの特長
raw-to-rawノイズ低減モデル
Raw-to-rawのため、既存の画像処理パイプラインへの影響が最小限。
ノイズ低減処理
組込みアプリケーション向けに最適化されたState-of-the-art NRアルゴリズム。
学習済みモデル
学習済みのノイズに加え、センサー固有のノイズの再学習により、モデルを最適化。
軽量処理
Efficiera v2の性能スケーラビリティにより、動画カメラでのリアルタイム動作にも対応。
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