食品メーカ、医薬品メーカ業界では、温度管理を行う必要があり、これまで人手により行っていた「手書き、エクセル入力、集計」といった業務を、IoTを活用した遠隔監視により効率化する取り組みが活発化しているという。
しかし、遠隔監視システムの検討・導入にあたっては、センサから通信、クラウドなど広範囲にわたる知見を有する人材不足や、開発・導入期間・コストの問題で、なかなか導入が進まないという課題があった。
そうした中、コネクシオ株式会社は、IoTソリューションパッケージ「Smart Ready IoT ソリューションセット らくらくシンプルシリーズ」において、新たに「冷温庫の遠隔監視ソリューション」の販売を開始した。
「冷温庫の遠隔監視ソリューション」では、主に自社の冷温設備(冷蔵庫、保温庫、冷凍庫、保冷車)の温度チェック、記帳作業を省力化したい医薬品・化学・食品メーカ向けのソリューションで、温度管理を自動化、温度異常のアラート通知に加え、電力の使用状況やドアの開閉も含めた設備の遠隔監視へと機能を拡張することができる。
パッケージに含まれているのは、選定・開発・設定済みのセンサ、アプリケーション、LTE通信、統合監視ダッシュボードで、設置することでデータ収集と遠隔監視運用を開始することができる。
同時接続数は最大60台で、複数のセンサ情報を1台のゲートウェイで収集することができる。
また、クラウドサービスのため、PCやスマートフォンでのリアルタイム監視が可能だ。
統合監視ダッシュボードは、クラウド型常時監視サービス「EcoStruxure Machine Advisor(シュナイダーエレクトリック社製)」を採用しており、設備保全サービス事業者向けに、複数拠点を統合一元監視できるダッシュボードを提供する。
専用ソフトウェアは、既存設備で稼働するPLCやその他センサとの接続および、クラウドサーバへの送信などを設定画面で実装できる「Smart Link Manager」を搭載。電流センサ、振動センサ等との連携で、設備自体の状態監視も併せて対応することが可能だ。
また、開閉センサやボタン式スイッチ等との連携も可能で、ドアの開閉状態等を合わせて監視することができる。
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