鉄道・道路・発電所・ダムといった公共インフラで行われる点検・検査・監視業務は、目視・パソコン入力などの手間を要する他、技術者の高齢化や人手不足の影響を受けて、人件費が課題となっている。また、作業周期が長いことで、予防的措置(予防保全)のチャンスを逃してしまうというケースもある。
国も点検管理業務に対して「アナログ規制」撤廃を掲げ、非効率的と判断した5000条項のうち、8割にのぼる4000条項が法改正の対象となっている。
そうした中、エヌエスティ・グローバリスト株式会社は、広範囲LoRaネットワーク技術を用いて、従来のアナログ監視・検査・点検業務に対してセンサとカメラを掛け合わせて遠隔地の状況把握を可能とする、「設備点検・修繕の作業効率サービス」を、2022年11月30日より提供開始する。
「設備点検・修繕の作業効率サービス」は、監視対象物にセンサを後付けすることでモニタリングが可能となり、異常値を管理者へメール通知したり、平常時から蓄積されるセンサデータを活用し、予防保全の実施計画へ役立てたりすることが可能だ。
センサ毎に蓄積した計測値は、グラフでビジュアル化することができる他、設備毎に水位値や濁度、振動値などの閾値を設定することで、異常値検出時にメールでアラート通知を行う。
また、オプション機能として、定点カメラを設置し、現場を遠隔地から画像で確認することもできる。
電源供給には、太陽光電源装置「SpreadRouter-SOLAR」を利用することが可能だ。
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