株式会社ソラコムは、デバイス通販サイト「SORACOM IoTストア」において、IoTゲートウェイ「SmartFitPRO」シリーズとSORACOM IoT SIMがパッケージになったスターターキットの提供を開始した。
SmartFitPROシリーズは、センサー・コントローラーメーカーの旭光電機株式会社が開発した、接点入出力のインタフェースを備えたIoTゲートウェイである。通信は低消費電力が特徴のセルラー通信規格LTE-Mに対応している。長辺が10cmと小型で、背面のねじ穴もしくは付属のDINレールマウントにより制御盤等に設置できる。
また、計測方式を選び、専用の設定ツールから専用設定ツールにより送信間隔などのパラメータを設定し、プログラミングなしで使い始められる。
SORACOMへのクラウド接続もあらかじめ設定されており、パソコンから各サービスのログイン情報を入れるだけで連携可能だ。SORACOMに連携した場合、オプションサービス(SORACOM Lagoon/ SORACOM Harvest Data)を利用すれば、サーバーやストレージ、アプリの準備なしで、データ収集からダッシュボードの作成・共有まで実現する。
SmartFitPROシリーズの中のSmartFitPRO Basicは、USBからの給電の他に単4乾電池でも動作する。SmartFitPRO Standardは、USBからの給電のみの対応で、Basicの仕様に加え8系統の接点入力を備えている。
なお、SmartFitPRO Basicスターターキットの定価は27,280円(税込、送料別)、SmartFitPRO Standardスターターキットの定価は36,080円(税込、送料別)となっている。
さらに、同パッケージの提供にあわせて、IoT DIYレシピ「IoTで、PLCの状態をクラウドへ記録」が公開された。同レシピでは、SmartFitPROを利用して、生産ラインの制御や、空調の状態監視に使われる「PLC(Programmable Logic Controller)」が内部に持つ機器のデータをSORACOM経由でAWSに連携、データを蓄積する手順をステップ毎に解説している。
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