東芝デジタルソリューションズ、量子インスパイアード最適化ソリューション「SQBM+」のAWS版を提供開始

東芝デジタルソリューションズ株式会社は、Amazon Web Services, Inc.(以下、AWS)が運営するAWS Marketplaceで、量子インスパイアード最適化ソリューション「SQBM+」のAmazon Web Services版ソフトウェア「SQBM+ for AWS」を公開し、提供を開始した。

「SQBM+」は、株式会社東芝が開発した技術「シミュレーテッド分岐アルゴリズム(以下、SBアルゴリズム)」を用いた組合せ最適化ソルバー「シミュレーテッド分岐マシン(Simulated Bifurcation Machine 以下、SBM)」を核とした量子インスパイアード最適化ソリューションだ。

「SQBM+ for AWS」は、組み込み利用ができるソフトウェアモジュールで、AWS環境で動作するAmazonマシンイメージ(Amazon Machine Image、以下AMI)で提供される。

AMIは、オペレーティングシステムを含むソフトウェア構成を記録したテンプレートだ。AMIから、インスタンスと呼ばれるAWSクラウドの仮想サーバを起動する。

AMIは、あらかじめ必要な設定がされているため、すぐにインスタンスを起動することができ、「SQBM+」をインストールすることなく利用することができる。

インスタンスは、利用者が専有できるサービスで、リソースを専有できるため、高速な実行が可能。専有したリソースは、利用者が自由にコントロールすることができる。(オートスケール、冗長化、起動停止)

また、利用者のシステムに組み込むことができるので、ネットワークなどのオーバーヘッドを抑えることができる。

アルゴリズムは、速度・精度・規模を向上させる2つの新たなアルゴリズムを採用している。SBMの特性を生かし、最大100,000変数のイジング問題に対応するイジングソルバーを提供する。

2つのアルゴリズムは、短時間で良解を見つける高速アルゴリズム「弾道的シミュレーテッド分岐アルゴリズム(bSB)」と、より高精度な解を見つける高精度アルゴリズム「離散的シミュレーテッド分岐アルゴリズム(dSB)だ。

この2つのアルゴリズムを自動的に使い分ける機能を実装している。

「SQBM+ for AWS」は、AWSのパートナーから提供されるソフトウェアやサービスを購入することができる「AWS Marketplace」で提供される。

なお、「SQBM+ for AWS」は、研究開発用途に限定したLearn & DevelopmentとBusiness Standardの2つのプランが用意されており、料金形態はそれぞれ従量課金と月定額のモデルが用意されている。

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