近年、バイトテロや迷惑行為、レジ周りの不正行為の増加により、店舗運営のリスクと同時に防犯・セキュリティの重要性が増している。対策として独自の防犯システムやクラウドカメラの導入が大企業を中心に浸透している一方、固定費が高く、人手不足の深刻化や資材・人件費高騰の影響を受け経営環境が悪化している中小企業や個人の店舗では、セキュリティサービスの導入や継続利用が難しいといった課題がある。
株式会社Hashikakeは、本体代が何台でも無料のクラウドカメラサービス「lukuba」の提供を開始した。
lukubaは、設置カメラのライブ映像やクラウド上に保存した映像を、スマートフォンやパソコンからいつでも確認できるクラウドカメラサービスである。毎最大2K・30fpsの映像をスマートフォンやPCなど端末を選ばずにいつでもどこからでも閲覧できる。
従来の固定型の防犯カメラでは、専用モニターや録画機材などの初期費用の他、保存先のSD・HDDのメンテナンス代等が発生していたが、lukubaでは初期導入費用がクラウド利用料のみとなっている。台数が増えるとランニングコストが高くなるが、設置台数に関係なく何台でも無料となり、最小限のコストで小売店舗を支援する。
また、複数カメラを一元管理する画面からカメラを介して通話することができる。緊急時のコミュニケーションとして活用できる。カメラごとに視聴権限の付与ができるため、必要な人に必要な分だけの映像共有も可能だ。
さらに、検知・警報機能が搭載されており、有事の際には動作・音声を検知して作動時のスクリーンショットを遠隔地のスマートフォンへ通知と一緒に送信される。また、カメラに内蔵されたスピーカーからリモート警報を鳴らすこともできる。
そのほか、周囲の明るさを検知して、暗闇でも自動的にライトをONして映像をしっかり撮影するナイトビジョン機能や、録画映像を遡る時に1分単位で用意している画像から、指定の箇所へ即座にアクセスするビジュアルサーチ機能など、様々な機能がある。
lukubaを活用することで、盗難や迷惑行為の他、バイトテロ・レジ周りの不正行為など犯罪やトラブルが発生した際でも映像に記録し、現場を確認することができる。また、従業員間のトラブルやクレジットカードの不正利用など、様々な防犯・セキュリティ対策に繋がる。
また、クラウドカメラの設置により、スタッフ配置や従業員の勤務状況を把握しやすくなる。飲食店・薬局など複数の拠点を管理する経営者や管理職が、各店舗スタッフの勤務態度を確認できる他、お客との間のトラブル発生時も、スマートフォンからいち早く状況把握できるため、QSC向上にも繋がる。
さらに、食品衛生法改正に伴い、より厳格な衛生管理が求められている中、異物混入など衛生問題が発生した場合でも、キッチンへのカメラ導入により要因を突き止め対策に繋げやすくなる。
なお、lukubaの月額料金は、7日間保存で¥1,320/月(税込)、14日間保存で¥1,760/月(税込)、30日間保存で¥2,200/月(税込)である。いずれも年支払いとなっている。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。