ハギワラソリューションズ株式会社は、第11世代インテル Core プロセッサー・ファミリー(Tiger Lake-UP3)を搭載した、3.5inchサイズのシングルボードコンピュータ「MBC-TGLシリーズ」を発売する。
「MBC-TGLシリーズ」は、TDP15Wの省電力設計で、AIやディープラーニングなどのアプリケーションを含むデータ処理をマルチタスクで実行することができる組み込み向けシングルボードコンピュータだ。
自社製のメモリとSSDを搭載しており、SSDは大容量データの高速処理を実現するために、NVMe 1.4のSSDとなっている。
また、TSN(Time Sensitive Networking)に対応した2.5GbEのマルチギガビットLANポートや、10Gb/秒のUSB 3.2 Gen2インタフェースを備えている。
さらに、SSDのS.M.A.R.T.機能と連携した予防保全や、独自のライトフィルター機能「Virtual Write Filter」に対応しており、電源断によるデータ破損の発生を防ぐことも可能だ。
他にも、様々な組込み用途に対応するマルチディスプレイ出力(HDMI×1、DisplayPort×1、LVDS×2)のサポート、RS232C(オンボード)、USB2.0(オンボード)などのI/Oの他、機能拡張や性能拡張を可能にする多様なインタフェースや、最大64GBまで拡張可能なデュアルチャンネル対応SO-DIMMスロット、「AI アクセラレータモジュール」用のM.2 Key-Eスロットを搭載している。
ユースケースは、産業用オートメーション機器の制御用途や、3Dロボットビジョンなどのカメラシステムと組み合わせたAI処理、医療画像診断データ処理や、入退室管理及び駐車場システムなどの画像認識を応用したシステムが挙げられている。
無料メルマガ会員に登録しませんか?

IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。