Quectel Wireless Solutions(以下、Quectel)は、高性能プロセッサとWi-Fi 6+Bluetooth 5.1の機能を組み合わせた、Wi-Fi+Bluetooth対応モジュール「Quectel FCM360W」を発表した。
「Quectel FCM360W」は、25.5×18.0x3.2mmというLCCフォームファクタで提供され、19個のGPIOを搭載。これにより、マルチチャンネルのSSL接続や、大量データのローカルキャッシュを可能にする。
さらに、動作温度範囲は-40~+85度で、RF同軸コネクタ、外部アンテナピン、またはPCBアンテナを含むアンテナのオプションも用意されている。
メモリは、512KBのSRAMと4MBのフラッシュメモリを搭載している。
モジュールには、WPA-PSK、WPA2-PSK、WPA3-PSKなどの標準のセキュリティー機能が備わっており、セキュリティーをさらに高めるために、128ビットAESの暗号化を提供する。
Quectelは、「Quectel FCM360W」について、スマートホームや産業用IoTに加え、太陽光発電インバータやエネルギー貯蔵用蓄電池、長期的なデータ監視と保存を必要とするその他のスマートデバイスなどのユースケースに適しているとしている。
Quectelの社長兼CSOであるノルベルト・ミューラー氏は、「Wi-Fi 6とBluetooth 5.1をコンパクトなホームファクタに組み合わせながら、高性能プロセッサと大容量メモリを搭載することで、開発者やデバイスのOEMに対してより多くの選択肢と柔軟性を提供しています。
QuecOpenの追加サポートや、その強力な処理能力と多様なインターフェースオプションにより、「Quectel FCM360W」は、コンパクトで多機能かつ安全なモジュールを求める開発者にとって、優れた選択肢となります」と述べている。
無料メルマガ会員に登録しませんか?

IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。