株式会社ユビキタスAIは、組込みシステムを構成するリアルタイムOS、ネットワークスタックおよびアプリケーションなどのミドルウェアを動作確認して製品パッケージ化した「Ubiquitous RTOS IoT Enabler」(以下、RTOS IoT Enabler)に、IoT機器で扱う多種多様なデータを管理するデータ管理機能を搭載したオールインワンパッケージ「Ubiquitous RTOS IoT Enabler for DBMS」(以下RTOS IoT Enabler for DBMS)を、2023年6月28日より提供開始した。
RTOS IoT Enabler for DBMSには、組込み機器に最適化されたデータベース「Ubiquitous DeviceSQL」が搭載されており、IoT機器に最適なデータ管理をするための、データベース機能とイベント処理機能(データ処理機能)が備わっている。
具体的には、「データのフィルタ機能」「データの集約・変換機能」「イベント・アラート機能」だ。
データのフィルタ機能では、さまざまなセンサから収集された大量のデータをリアルタイムに監視し、条件に合致するデータのみをクラウドサービスに送信するフィルタとして活用することができる。これにより、通信トラフィックを削減することが可能だ。
データの集約・変換機能では、さまざまなセンサから収集された大量のデータを、機器内で一旦データベースに蓄積し、必要とされるデータに集約またはフォーマットに変換してクラウドサービスに送信する。収集した大量のデータをそのまま送信しないことで、データ量を最適化して、通信コストを削減する。
イベント・アラート機能では、さまざまなセンサから収集された大量のデータをリアルタイムに監視し、データベース内のテーブルデータと照合する。
これにより、条件に合致した場合のみイベント処理(プログラムタスク)を実行することや、アラートを発行することができる。
また、さまざまなセンサから収集された大量のデータを一旦データベースに蓄積して、その間は通信機器の電源をオフにし、必要なタイミングでオンにしてデータ送信することで、バッテリー駆動のIoT機器の消費電力を低減する。
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