企業が保有する資産には、PCなどのIT機器だけではなく什器や備品、機械設備や車両など、業界により様々な種類の資産が膨大に存在しており、資産の一元管理のニーズが高まっている。
そうした中、パナソニック コネクト株式会社は、ネットワークに接続できない設備や機器も含めて一元管理するクラウドサービス「Assetier(アセッティア)」を、2023年7月5日より提供する。
「Assetier」は、ネットワークに繋がらない什器や機器、小さな備品等を含めた様々な有形資産の情報をQRコードを用いて取得し、クラウド上で一元管理するクラウドサービスだ。

稼働状況などの関連データも管理できるほか、資産情報登録時のハードウェアの調達やラベル発行・貼付の代行などの、BPOサービス(オプション)も提供する。
また、資産名称や数量などの基本情報に加え、リース・レンタル品であるかどうかや、修理や点検の履歴、保守契約内容などの様々な詳細情報もあわせて管理することが可能だ。
資産の所在場所を管理する「場所マスタ」や、商品情報を管理する「商品マスタ」など、マスタメニューを使って資産を分類することで、資産管理を支援する。
加えて、閲覧権限の付与や項目を独自に作成・設定できる機能も有しているほか、全資産検索では、資産管理番号だけではなくステータス(資産の状況)や資産区分など、様々な条件で資産を検索することができる。

さらに、拠点間の移動や廃棄など資産のトレーサビリティなど、複数拠点にまたがって管理をする場合や、入出庫の際の現物管理にも役立つメニューが用意されている。
他にも、リースやレンタルの返却期限が近い場合などに担当者へ通知する機能や、既存システムと連携ができるWeb-APIも提供している。
オプションとしてダッシュボード機能による資産情報のレポーティング分析も提供され、例えば資産区分ごとの投資計画や拠点ごとの保有割合などのグラフ表示などが可能だ。

提供プランは、「スタンダード」「トライアル」「エンタープライズ」の3プランが提供される。

今後は、顔認証を活用した資産の持出・返却時の本人認証や、画像解析技術を活用した資産の移動や持ち去り検知など、同社の既存サービスとの掛け合わせによる提供価値の拡大を予定しているのだという。
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