ぷらっとホーム株式会社は、Syslogサーバ機能や、ヤマハ製ルータ「RTXシリーズ・NVRシリーズ」に対応した、レポート機能に特化したアプライアンス製品「EasyBlocks Network Reporter」(イージーブロックス・ネットワークレポーター)の、仮想アプライアンス版の提供を開始した。
「EasyBlocks Network Reporter」の仮想アプライアンスは、各種サーバ・ネットワーク機器から出力される、Syslog形式のログの蓄積や閲覧に対応した製品だ。
「EasyBlocks Network Reporter」は、これまでハードウェアアプライアンスとしてのみ提供されていたが、仮想アプライアンス版も新たにラインナップに加わり、仮想プラットフォーム上への導入が可能となった。
機能としては、ルータをはじめUTM、ファイアウォールといった各種機器のSyslogメッセージを、本体内蔵ストレージに長期保存することが可能だ。
SyslogやSNMP Trapで収集したログは、本体内蔵のWeb UI上で閲覧できる。特定のルータ機種に対応したログのフィルタリングルールも搭載し、異常発生の兆候となるログも閲覧することが可能だ。
また、ヤマハ製ルータ「RTXシリーズ」「NVRシリーズ」のCPU・メモリの使用率や、ネットワークトラフィック量などを日々レポーティングする機能を搭載している。
プランは、導入規模に応じて選べる4つのエディションが用意されており、無償で導入可能なエディションや、1年間のログを蓄積・保存できるエディションなどが提供される。
メンテナンスに関しては、「EasyBlocksシリーズ」のため、Webブラウザ上でのファームウェアアップデートで一元管理することができる。
また、リモートで保守管理できるサービス「AirManage 2」の1年間利用権が付属している。
これにより、遠隔地から「EasyBlocks Network Reporter」の設定変更やアップデート指示などをセキュアな通信で実行することができる。
さらに、設定変更時に3世代前までの設定が自動的にバックアップされる。
加えて、RTXルータ・NVRルータのSyslog転送モードのログレベル(DEBUG/NOTICE/INFO)の制御が可能だ。
「AirManage 2」と組み合わせる事により、インターネット回線を通じて遠隔地よりログレベルの制御ができ、トラブル発生時に一時的にDEBUGモードを有効化し、トラブルの原因を詳細に解析することができる。
なお、2023年7月28日に、「EasyBlocks Network Reporter仮想アプライアンス発売記念YouTubeライブ」を、SCSK株式会社と共同で実施する。
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