近年、位置情報ビッグデータの必要性や活用のニーズが高まっているものの、データベースの扱いや地図上への可視化の難易度が高いことや、既存のBIツールについても、大規模な位置情報データの可視化には対応できないケースが多いという課題がある。
この結果、自社データや外部の位置情報を活用した分析を進めたい企業にとって、分析基盤や分析ツール構築のハードルの高さが課題となり、データ活用が進まない状況が続いているのだという。
そこで株式会社GEOTRAは、独自のプライバシー保護技術を活用した高粒度人流データである「GEOTRA Activity Data」を提供している。
「GEOTRA Activity Data」は、GEOTRA独自のプライバシー保護技術である合成データ生成モデルを通じて作成される、ひとりひとりの移動導線がわかる高粒度な人流データだ。
現実世界の統計的な移動の特徴を維持し、移動データとしての正確さを持ちながら、個々人を特定しないのが特徴だ。
そして、GEOTRAは本日、利用者の社内環境にて位置情報ビッグデータの分析・可視化が可能となる「位置情報ビッグデータ分析基盤構築サービス」の提供を開始したことを発表した。
「位置情報ビッグデータ分析基盤構築サービス」は、利用者が保有する複雑な位置情報データや「GEOTRA Activity Data」、様々な公的統計データなどを、ブラウザ上で分析・可視化することができる、ダッシュボードやバックエンド基盤構築の支援サービスだ。
分析基盤の構築については、GEOTRAが標準で提供する分析基盤やダッシュボードのカスタマイズ開発から、利用者専用の分析環境のテーラーメイド開発、BIツールなどを組み合わせた環境構築などを提案する。
例えば、下図のケースでは、西日本旅客鉄道株式会社へ、顧客の事業対象エリアの広域旅客流動が分析可能なダッシュボードを構築・提供している。
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