株式会社NTTPCコミュニケーションズ(以下、NTTPC)は、IoTビジネスにおけるエッジの動作状況把握やエッジアプリケーションの運用負荷削減を可能にする、閉域型SaaS「エッジマネジメントサービス」を、2023年8月28日から提供開始する。
「エッジマネジメントサービス」は、NTTPCの閉域通信網を利用し、セキュアな環境でエッジを管理するための運用管理基盤SaaSだ。
エッジ(IoTゲートウェイ)の監視やエッジアプリケーション、今後はSIMの接続状況の展開と管理を遠隔で行うことができる。
また、インターネットを経由せず閉域通信網を利用するため、センサデータ等の通信秘匿性を向上させるほか、インターネット上での悪意あるアクセスから保護することが可能だ。
1IDから利用でき、需要に応じた拡張が可能で、エッジマネジメント基盤の自社開発が不要だ。
利用シーンの事例としては、駐車場管理サービスが挙げられている。「エッジマネジメントサービス」を導入することで、エッジ監視、ソフトウエアアップデート、セキュリティ対応を、AI開発者以外でも行うことが可能となる。
初期料金は不要で、月額料金が10,000円(最低利用期間は12カ月)、ID料が月額料金1IDで800円となっている。
今後は、NTTPCが展開するAI共創パートナープログラム「Innovation LAB」においても、パートナーの声を反映した機能強化を予定している。
また、NTTPCは、大量のSIMに対するセットアップ業務やコストの低減のため、2023年7月27日に「チップ型SIM」の提供を開始している。
「エッジマネジメントサービス」では、その「チップ型SIM」などを搭載した各種センサ等の通信状況の見える化機能を、本年度下期に提供する予定だ。
なお、「エッジマネジメントサービス」は、新規事業創出プログラムで選ばれた社員のアイデアを事業化したものとなっている。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。