2023年12月1日より、道路交通法改正に基づくアルコール検知器を活用した酒気帯びの有無の確認義務が施行される。
これにより、業務に使用する自家用自動車「白ナンバー」における飲酒運転防止対策を目的として、安全運転管理者による酒気帯び有無の確認、検知器の使用、検知結果の記録が対象事業所に義務付けられるようになった。
日本全国で約35万の事業者と、その管理下にある約808万人のドライバーが対象になると見られており(2022年3月警察庁まとめ)、多くの企業が義務化への対応を求められている。
こうした中、株式会社トリプルアイズと中央自動車工業株式会社は、トリプルアイズのAI顔認証によるアルコール検知システム「AIZE Breath」と、中央自動車工業のアルコール検知器「ソシアック・ネオ」「ネオ・ブルー」のシステム連携を開始した。
「AIZE Breath」は、AI顔認証とアルコールチェックを一連の動作で行い、記録をクラウドに自動保存するシステムだ。安全管理者のPC管理画面には、打刻時間と検知結果が一括で記録される。また、既存の勤怠システムとの連携や、運転日報の記入も可能だ。
中央自動車工業のソシアックシリーズは、日本製の高感度センサを採用しているアルコール検知器だ。
「ソシアック・ネオ」「ネオ・ブルー」は、携帯型アルコールチェッカーで、自宅や出張先でのチェックが可能なほか、事業所据え置きとしても使用可能なタイプだ。
今回両社のシステム連携により、中央自動車工業のアルコール検知器でもトリプルアイズの顔認証クラウドシステムが利用できることとなり、なりすましを防ぐほか、運転者と管理者の業務工数を削減することが可能だ。

トリプルアイズの代表取締役山田雄一郎氏は、「これまで安全なモビリティ社会実現に尽力されてきた中央自動車工業様のフラッグシップ機種と当社の顔認証システムが連携することで、アルコール検知器の普及が拡大し、業務の効率化と飲酒運転の撲滅につながることを期待しています。」と述べている。
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