現在、多くのバーコードスキャン専用機およびハンディターミナルに採用されているOS「Windows Embedded Compact 7(旧名称:Windows CE)」は、2021年にサポートが終了し、2026年2月には「Windows Embedded Compact 7搭載製品出荷可能期間」の期限を迎える。
そこで株式会社アスタリスク、株式会社オープンストリーム、京セラ株式会社は、それぞれが持つ製品を連携させることで、バーコードスキャン専用機およびハンディターミナルからスマートフォンへの移行を促進するためのプラットフォームを構築し、2024年2月から共同でソリューション提供する。
このソリューションは、アスタリスクのバーコード読み取り用ソフトウエア「AsReader CameraX」、オープンストリームの業務アプリケーションプラットフォーム「Biz/Browser」、京セラの高耐久スマートフォン「DuraForce EX」を組み合わせたものだ。
「AsReader CameraX」は、スマートフォンに搭載されたカメラを活用してバーコードを読むことができる、バーコード読み取り用ソフトウエアだ。
「Biz/Browser」は、業務システムのためのアプリケーション開発・実行環境だ。「Biz/Browser」でアプリケーションを開発することにより、業務システムで要求に応える最適なユーザーインターフェース(アプリケーション画面)を提供する。
「DuraForce EX」は、MIL規格21項目と京セラの独自試験をクリアした耐久性能に加え、電源を完全に落とすことなく予備の電池へ交換ができるウォームスワップ対応の電池交換機能や、事前設定したアプリの一発起動や着信応答などができる専用ダイレクトボタンなどを備えたスマートフォンだ。(トップ画)
今後3社は連携し、共同ソリューションを通じて、現在、バーコードスキャン専用機およびハンディターミナルを利用している業界の現場に対し、それぞれが持つ販売ルートを通じて提供していくとしている。
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