株式会社西武ホールディングスは、顧客ID統合・連携に向けたグループ横断のデータ活用基盤として、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(以下、NTTコム オンライン)が提供するカスタマー・アイデンティティ・マネジメントプラットフォーム「SAP Customer Data Cloud」を導入することを発表した。
西武ホールディングスはこれまで、約160万人のSEIBU PRINCECLUB会員や、約10万人の埼玉西武ライオンズファンクラブ会員などに向けてデジタル技術を活用し、パーソナライズされた案内やグループ内での回遊性を高めるサービスの提供を推進してきた。
しかし、グループ内で複数の会員組織やサービスが存在し、それらを紐づける手段がなく、グループ横断的なサービスの提供や案内など、顧客戦略強化が課題となっていた。
今回、「SAP Customer Data Cloud」を導入することで、2024年1月16日より、さまざまな西武グループのサービスが一つのIDでログインできる共通ID「SEIBU Smile ID」の運用を開始する。
「SEIBU Smile ID」は、西武グループの各社サービスにログインできる新しい共通IDだ。
これまでは、西武グループのサービス毎にIDとパスワードが異なっていたが、将来的に一つのIDで西武グループのサービスにログインすることができるようになる。
なお、2024年1月16日時点では、SEIBU PRINCE CLUBのWebサイトおよび公式アプリのみとなっている。
今後は、SEIBU Smile IDでログインできるサービスを順次拡大していく予定だ。また、ソーシャルログイン(SNSのアカウントを使ってログインする機能)機能も追加実装していくとしている。

無料メルマガ会員に登録しませんか?

IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。