アドバンテック株式会社は、産業用PC・エッジコンピュータ「ARK-2251」の販売を開始する。
「ARK-2251」は、I/Oを備えたエッジコンピュータで、FAのコンベアシステムや自律走行搬送ロボット(AMR)など、様々なアプリケーション環境での利用が可能だ。
第13世代インテルCoreプロセッサ(最大10コア)を搭載し、GPUはインテル「Iris Xeグラフィックス」を内蔵している。
本体は、最大容量64GBのDDR5メモリに対応し、厚さは54mm。また、マイナス20℃~プラス60℃の環境でも動作を保証するファンレスモデルとなっている。
さらに「ARK-2251」は、数多くのセンサやデバイスと接続できるように、HDMI、CANBus、2.5GbEなどの様々なI/Oを標準で19以上搭載している。ユーザの環境に合わせて、各種I/Oを追加できるように、アドバンテック独自のモジュラー方式「iDoor(アイドア)」を採用している。
iDoorは、CANBus、LAN、USBなど10種類以上のラインナップがあり、Mini PCIeで接続する。
また、iDoor以外にも、M.2スロットに対応したWi-FiやLTE、GPSなどのワイヤレスモジュールがラインナップされている。
加えて、「ARK-2251」はPoEにも対応しており、LANケーブル1本で動作させられるほか、Windows 11のシステム要件であるセキュリティモジュール「TPM 2.0」に対応しており、セキュアなシステム構築をサポートする。
他にも、接続された様々なデバイスをリモートで管理・制御できるソフトウェア「DeviceOn」を提供する。このソフトウェアは、トラブルシューティング時の初動を速くするだけでなく、遠隔地に設置したシステムの状態を監視することができる。
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