パナソニック コネクト株式会社は、プロジェクターを使った大規模な映像演出システムの監視・調整を遠隔で行うクラウド型「リモートマネージドサービス」の提供を、2024年3月から開始すると発表した。
「リモートマネージドサービス」は、プロジェクターの設置・運用時に映像のズレを自動補正する「映像調整サービス」、データ分析に基づいて最適なメンテナンス時期を提案する「メンテナンス コンサルティングサービス」、リアルタイム監視や迅速な初期対応をサポートする「モニタリングサービス」が提供される。
「映像調整サービス」は、複数のプロジェクターが使用されるマルチスクリーン演出において、振動などによる映像位置のズレが生じた場合、ズレをリアルタイムで検出し、補正するものだ。これにより、一体感のある映像を維持しつつ、現場担当者の負担を軽減する。
「メンテナンス コンサルティングサービス」では、プロジェクターの内部センサが測定した輝度劣化情報を基に、設置環境や運用状況、製品仕様や個体差を考慮した分析を行い、適切なメンテナンス時期を算出する。これにより、運休時間の抑制や、リプレイスにかかる手間・コストの削減に寄与する。
また、「モニタリングサービス」では、プロジェクターの状態をパソコンやモバイル端末からリアルタイムで監視することができ、ダウンタイムリスクの低減と管理工数の削減を両立する。
さらに、オプションとして「監視代行サービス」も提供され、プロジェクターから発信されるエラー情報を基に、パナソニック コネクトの中央監視センタからアドバイスやサポートが提供される。
なお、これらのサービスは、LANおよびモバイル回線双方での接続が可能で、屋外イベントにも対応している。
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